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あなたの目に釘づけ♥ アイライナーでブラックチョコ男子を攻略!!

2016.01.20 更新

あなたの目に釘づけ♥ アイライナーでブラックチョコ男子を攻略!!

Category:エンタメ

Case1. ブラックチョコ男子

 

 

買ってしまった、ブラックチョコ男子攻略メイク。

キリリと目元を引き締める、濃い色のアイライナー。

目を大きく見せるならこれだって思った。

 

……とは言っても。

ブラックチョコ男子と聞いて、身近に思い浮かぶ顔なんてなくて。

 

「わっ、今日黒臣くん来てる……っ」

「!」

 

友人のそんな声に弾かれたように顔を上げた。

教室の後方窓際。

普段はぽっかり空いている席に、彼の姿。

 

valentine_make01_01

 

黒臣柾季(くろおみまさき)。

一見、真っ黒に見えるその瞳は、光が当たると青く見える。

校則違反のピアスに、指先にもリング。

校外で派手な格好をした人たちと歩いているところを見たとか見てないとかで、なかなかの有名人だったりする。(悪い意味で)

その顔は、とても綺麗なんだけど、怖すぎる眼力に、今では誰も近づけない。

 

「えー、なんで今日に限っているわけ~。せっかくの調理実習なのに、なにかあったらどうしよ~」

 

友人が嘆いている。

嘆きたいのは、あたしの方だ。

そんな彼と、隣の席。

無論、調理実習も同じ班だ。

 

「はーい皆さん、静かにー! 調理実習を始めますよー! バレンタインを来週に控え、浮かれている男の子たちも多いでしょうから、今日はチョコレートを使ったお菓子作りをしまーす」

「おーっ!!」

 

先生のそんな粋な計らいに、クラスの男子たちから歓声が上がる。

 

「……」

沸く家庭科室で、一人無言で白目を剥きかけているのは、悲しいかな、このあたし。

教室の席順に班分けされた調理実習。

不運なことに、今日の実習は二人一組だったので、黒臣くんとペア。

黒臣くんの貰い手がなくて、あたしが生贄にされた。

 

valentine_make01_02

 

「はーい、では。二人力を合わせて調理を始めてくださいねー!」

どやどやと作業が始まる。

あたしも重い腰を上げて、どうにか動き出す。

だらだらと脂汗が流れる。

なぜなら、それは。

なぜか今日に限って、黒臣くんの視線が痛いから。

(あたし、黒臣くんになにかしたっけ……!?)

 

 

それから、20分。

 

「あ、あたしになにかついてますか……!?」

 

あたしはとうとう、覚悟を決めた。

一向に手伝う気のない、だけどその痛いほどの視線を決して逸らすことのない黒臣くんに、ボウルを抱えながら訊ねた。

そこでふいに、黒臣くんの頬杖が外される。

 

「……ん」

「……!」

 

指差された胸元。

ボウルを抱えたまま、そこを見た。

 

「そこ、朝からずっと開いてる」

「ッッッ!!!」

 

valentine_make01_03

 

それは、第二ボタン。

シャツのボタンが開いていて、白い肌が見えている。

声にならない声を上げ、咄嗟にボタンを留めようとした時。

 

「――アッ」

手元が狂ってボウルが傾いた。

 

(零れる……っ)

 

「――っと」

「……!」

 

ぎゅうっと目を瞑った時、黒臣くんの手が、それを受け止めた。

大きくてゴツゴツしたその手。

 

「……なにやってんの」

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